銅 copper
- 基本情報
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骨、骨格筋、肝臓、血液、脳などにごく微量存在しており、赤血球の形成を助ける栄養素です。銅には、鉄の小腸での吸収を促進する働きがあります。
また血清中では4%がセルロプラスミン、4%がアルブミンと結合し銅酵素の重要な構成成分として骨代謝、結合組織代謝、造血などに重要な役割を果たしています。特定のタンパク質と結合した銅(銅酵素)は、酸素の運搬、電子伝達、酸化還元、酸素添加など諸反応の触媒として働きます。中でも鉄の代謝や輸送、活性酸素の除去、神経伝達物質の代謝に重要な役割を担っています。体内には微量しか存在しませんが、補酵素として重要なミネラルです。